40代独身で「実家暮らし」の兄がいます。高年収ならマンションを購入した方がよいのではないかと思うのですが、お節介でしょうか?
マンション購入は、資産形成や老後の安心につながる一方で、初期費用や維持費用の負担が大きいというデメリットがあります。賃貸の方が、ライフステージの変化や将来の生活設計に柔軟に対応できるため、人によっては適しているでしょう。 この記事では、賃貸マンションのメリットとデメリットを比較し、購入と賃貸のどちらが適しているのかを解説します。マンションの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。 ▼アパートの1階と2階で「家賃」はどれだけ変わる? 1階暮らしのメリット・デメリットも紹介
一生賃貸で暮らすと決めた人の理由
株式会社AlbaLinkが行った「一生賃貸に住むと決めた理由に関する意識調査」の結果を基に、賃貸暮らしのメリットをご紹介します。 アンケート調査の結果は、表1の通りです。
出典:株式会社AlbaLink 訳あり物件買取プロ「【一生賃貸に住むと決めた理由ランキング】453人アンケート調査」を基に筆者作成 アンケート結果によると、圧倒的に多かったのは「引っ越ししやすい」という理由で、半数近くの方が回答していることが分かりました。 近隣とのトラブルが発生した場合も我慢せずに引っ越せたり、ライフステージが変わる度に気軽に環境を変えられたりする点が、賃貸のメリットになっているようです。 次いで、メンテナンス費用や固定資産税などの負担がない点も、賃貸暮らしのメリットの上位であることが分かりました。このことから、管理費や住宅維持にかかるランニングコストを考慮している人も多いと分析できます。 ■賃貸に住むデメリット ここからは同アンケートを基に、一生賃貸に住むデメリットを解説します。アンケート結果の上位3項目は、以下の通りです。 ・一生家賃を払い続ける:124人 ・資産にならない:104人 ・高齢になると契約が難しい:69人 「一生家賃を払い続ける」というデメリットが最も多く、次いで「資産にならない」が続きます。どちらも100人以上が回答しているため、金銭面に不安がある方が多いといえるでしょう。 「高齢になると契約が難しい」など、老後に関する不安も見られました。ほかにも「簡単にリフォームできない」「隣人トラブルが起きやすい」など、賃貸ならではのデメリットも見られます。
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