「分刻みの結婚式」は嫌!ゆるい挙式を望む20代夫婦の前にそびえる「ウェディングの壁」
「式の内容が自由で、時間を選べるところが良い」
「恥ずかしいんですけど、結婚式のことが何も分からないんです」 そんな一言からご相談はスタートしました。 美紀さんは話し方も笑い方も優しさに満ちた、柔らかい雰囲気の女性。笑うとお目元が細くなり、とてもキュートです。 美紀さんのパートナーであるレオさん(仮名・30歳)はフランスのご出身とのことでしたが、来日して5~6年ながら、流暢な日本語に驚いたのをよく覚えています。 「色んな人とたくさん話したくて頑張って勉強しました」と笑顔でそう話すレオさんは、美紀さんによると「話し出すと止まらないんですよ(笑)」。 確かにお話が大好きなようで、来日のきっかけや趣味、おふたりの出会いなどたくさん聞かせて下さいました。 本当に仲が良く、終始笑顔がいっぱいの、とても微笑ましいカップルです。 最初は緊張されていた美紀さんも、レオさんのおしゃべりでリラックスできたのか、ここまでの胸の内を話し始めてくれました。 「Instagramで見かけた海外風のガーデン挙式に憧れがあって、ガーデンのある会場での結婚式がしたいんですけど、どうやって決めたら良いのか、どう進めたら良いのか、全然分からなくって……」「なんとなく、堅苦しいものではなくカジュアルな雰囲気で出来らなって思ってはいるんですけど……」 レオさんにも伺ってみると、「ふたりとも自然が好きなので、緑のあるところが良いですね。あと、ずっと部屋にいて座ったまま、来てくれた人と一緒に話せないというのはとても嫌ですね」「式の内容が全部決まっていて自分たちの時間を取れないようなところも私は嫌なんです。式の内容が自由で、自分たちで時間を選べるところが良いなって思ってるんですよ。できるだけパーティの時間も長くとりたいですね」。 一気にそう話されたあと、隣にいる美紀さんに視線を移して、笑顔でこうもおっしゃいました。 「でも、美紀ちゃんの気持ちが一番大事ですから」。美紀さんも照れくさそうに笑顔を浮かべます。