【自腹レビュー】非常時の備えって“発電”こそ重要なのでは?Ankerの7000円台ソーラーパネルが使えるのか試してみた
1番発電量が多かったパネルの置き方が“吊るし”です。パネルの端に2箇所ハトメがついており、カラビナが装着されています。これを使って、太陽に向かって吊るしておくと先の通り5~10%程度充電できるようになります。さらに言えば、太陽の動きに合わせてパネルの向きをこまめに調整してあげることも大事でしたね。もしお持ちのソーラーパネルがイマイチ発電してくれない時は、吊るしてみると良いかもしれません。 充電ポートには最大15W出力のUSB-Cポートと最大12W出力のUSB-Aポートの2つが配置されていて、同時充電も可能! にはなっていますが、1台ずつの充電が現実的な印象。AとC、どちらも使えるのは便利でいいですけどね! また、IP65の防塵・防水性能で屋外でも安心して使えるのは災害時の備えとしては大きなポイントですね。非常時に必ずしも安全な屋内にいられるわけではないですから。ちなみにどの程度の性能なのかをざっくり簡単に説明すると「チリやホコリの侵入がなく、ホースで水をかけても大丈夫」なくらいです。ただ、充電中はコードの取り付け部分から浸水してしまいますのでご注意を。 収納時は約22.4 x 27.2 x 4.3cmと13インチノートPC程度のサイズ感に収まるので、使わないときでも邪魔になりにくい。使いたいときに奥に仕舞い込んでしまっては意味がないので、私はリビングの本棚に保管しています。 7000円台で買えて、実用的なモバイルソーラーパネル・Anker「Anker Solix PS30 Portable Solar Panel」。爆速充電は流石にできませんが、それでも確実に発電してくれる頼もしさがありました。何が起こるか分からない世の中、お守り代わりに持っておけば、いざというときの安心感が変わってきそうです。しかし、技術の進歩ってすごいなぁ。
<取材・文/山口健壱(&GP)>