テニス=体調不良のアルカラスが初勝利、ATPファイナル
[トリノ(イタリア) 13日 ロイター] - 男子テニスの今季ツアー最終戦、日東電工ATPファイナルは13日、トリノで1次リーグを行い、初戦を落とした第3シードのカルロス・アルカラス(スペイン)が白星を挙げた。 呼吸器系に問題を抱えて出場しているアルカラスは、第8シードでロシア出身のアンドレイ・ルブレフと対戦し、6─3、7─6のストレート勝ち。第1セットは3─3と五分の戦いを見せた後に3ゲーム連取して先手を取ると、第2セットはセットポイントを2回しのいだ末に制した。 12日の練習を回避していたアルカラスはコートインタビューで「自分でも驚いた。調子が悪いということは気にせず、自分のプレーとやるべきことに集中しようと思った。コートに立ったら、そんなことは忘れないといけない」と語った。 第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)は第6シードのカスパー・ルード(ノルウェー)を7─6、6─3のストレートで下し、2連勝。今季ツアー最多の勝利数を68試合に伸ばした。 ズベレフは1次リーグ最終戦でアルカラスと対戦する。2連敗を喫したルブレフを含め、全4選手に突破の可能性がある。