〈9月1日問題〉「LINEグループから追い出し」「裸写真とコラージュ」令和のいじめはSNSが主流? 一方「さらされて人生詰みたくないからいじめはしない」との回答も…
「一生を棒に振るような、馬鹿なことはしない」
一方で、「うちの学校では、いじめやSNSでのトラブルは一切ない」と答えてくれた生徒もいた。その生徒に「どうしていじめやトラブルがないのか?」聞いたところ、このように話してくれた。 「もし、いじめの被害者がSNSに投稿して、誰がいじめたか個人が特定されたら、一生を棒に振るじゃないですか。だから、今どきそんな馬鹿なことをする人はうちの学校にはいないんだと思います。学校でも、先生から『いじめは犯罪だ』と教えられています」(都内私立高校2年生・女子) 「いじめが先生にバレると大学の推薦がなくなるから、それを恐れている人が多いんだと思います」(都内公立高校2年生・男子) 情報化社会である現代において、いじめをすることは今後の人生を歩むうえでも大きなリスクにもなりうるため、「LINEや動画をさらされたら人生終わる」「自己保身のためにしない」と考える生徒も多かった。しかし、そういった考えでは根本の原因は解決しないのではないだろうか。 時代の変化に伴ったいじめ対策が、より強化されることを心より願う。 取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
集英社オンライン編集部ニュース班
【関連記事】
- 「学校に行かなくていいよ」のひと言で不登校は長引く…不登校の子に言ってはいけない5つのNGワードとは。再登校率90%の不登校解決支援サービスが警告
- 小4息子が不登校に…「心配より信頼を」追い詰められた母子を救ったカウンセラーの言葉に反響の声が続出の漫画『子どもが不登校になったのでいろんな人に頼ってみた。』作者インタビュー
- 〈増え続ける不登校〉「逃げることも頑張らないことも正しい選択」教え子4人の自死、娘の不登校で“学校教育の矛盾”に直面した元中学教員の思い。不登校の親子だけが参加する離島キャンプとは
- 「不登校の生徒は人間のクズだ」いじめられ、ひきこもった中学生が聞いた当時の朝礼…「頑張って学校に来たね、なんて受け入れてくれるわけじゃない」39歳男性が社会に戻れるまで
- 中学生時代イジメが原因で不登校に…そのとき出会った卓球でパリパラリンピックの頂点へ! まだデビュー1年、パラ卓球の超新星・和田なつき