乗客が力ずくで行き先変更迫る、メキシコ旅客機が緊急着陸
(CNN) メキシコの航空会社ボラリスの旅客機で、乗客が「実力を行使して」行き先を変えさせようとする事件があった。同機は緊急着陸を強いられ、乗客は空港で逮捕された。 写真特集:操縦席からの絶景、飛行士が撮影 ボラリスの発表によると、事件はエルバヒオ発ティフアナ行きのメキシコ国内便で8日に発生。乗客が同機を力ずくで米国へ向かわせようとしたことから、グアダラハラ国際空港に緊急着陸した。 乗員は定められた安全対策手順に従って対応し、緊急着陸したグアダラハラの空港で、この乗客の身柄を当局に引き渡したとしている。 連邦民間航空庁(AFAC)によれば、乗客はそれ以上の騒ぎを起こすことなくグアダラハラで拘束された。 当局は、この乗客の具体的な行動や、米国のどこへ向かわせようとしたのかについては明らかにしていない。 残る乗客や乗員は無事だったとボラリスは説明。機体にも損傷はなく、同機は無事に最終目的地へ向かうことができたとしている。