中学生2人死傷事件 犯行時間はわずか10数秒 他の客を素通りし…通り魔的犯行の見方強まる 警戒態勢をさらに増強 福岡・北九州市
一方、北九州市の武内市長は18日午後、緊急の記者会見を開き、市役所本庁の勤務者のうち半数にあたる約1000人の職員を19日から終業式までの間、自宅がある地域で行われる登下校時の見守り活動に動員すると発表しました。 ◆北九州市 武内市長 「いまだ犯人が確保されていない状況下で、不安におびえている子供たちや市民の皆さんがおられる。それを何が何でも守らなければなりません」 さらに、不安を抱える子供たちの心身の変化に気付くためのチェックリストを保護者や教師に配ること、冬休みの間も24時間つながる電話相談の窓口を周知することなど、心のケアをサポートするとしています。 また北九州市教育委員会によりますと、市内の小中学校などでは17日に引き続き18日も2103人が登校を控えたということです。 警察は、現場周辺の防犯カメラ映像の回収を続けるほか、事件発生時に現場付近の国道を通行していた車のドライブレコーダー映像の回収を急いでいます。
そして、当初30秒足らずとされていた犯行時間は、その後の捜査関係者への取材でわずか10数秒だったことが新たに分かりました。 そのわずかな間に中学生2人を刺して逃走したということになります。 捜査幹部は「現場付近の犯行当時、または犯行前後のドライブレコーダー映像がある方は、ぜひ提供してほしい」と話しています。 さらに警察は、北九州市小倉北区と小倉南区で警戒に当たる警察官をさらに約100人増員し計240人体制にすると発表しました。 事件に関する情報提供は小倉南警察署(093-923-0110)までお願いします。
テレビ西日本