トマトの本場イタリアからトマト缶で熱い視線 伊・野菜保存食品協会のジョバンニ 統括部長に聞く
工場の製造工程で日本からのアドバイスも
歴史ある工場だが、時代とともに製造工程は大きく進化しており、「進化した理由は日本の声を聞いたから」と意外な発言だ。 「日本のお客様(インポーター)が工場に訪れ、製造工程のアドバイスをもらったおかげで多くを学び、製造工程や品質チェック等で大きく改善できた」とし、「そのため日本のインポーターは、お客様というよりパートナーとみており、日本にはとても感謝している」と日本との関係性を深める。 「トマト缶業界大きな課題は45~60日間の短い期間に、トマトの収穫と生産加工、出荷を行い、1年間のトマト缶を製造しなければなないこと。もう一つはトマトを収穫してから24時間で加工しないと傷んでしまう。そのため悪天候や機械に支障をきたしたら製造できない」など時間との勝負とされている。 こうした課題を解決しながら今年も日本を始め世界の需要に応えている。 ジョバンニ統括部長は来年3月に日本で開催される「FOODEX JAPAN2025」にはANICAVとして出展する予定だ。