料理家が繰り返しつくる便利な保存食「しょうゆ大豆」。手間なしでほっくりおいしい
テレビ、雑誌で活躍する人気料理家・藤井恵さんに、あると便利な乾物の「しょうゆ大豆」を手軽においしく食べる方法を教わりました。仕事、育児で時間がない人にも、世帯の人数が減って、1人分や2人分のご飯づくりがおっくうになってきた人にもおすすめです。
大豆の保存食とアレンジレシピ
おうちでゆでた大豆はほんのり甘味があり、食感もほっくり。市販の水煮とはひと味もふた味も違います。 「味つけをした水で戻し、戻し汁ごとゆでるこのやり方なら少量の調味料で味がよくしみ、ゆで上がったらすぐ食べられます。かかるのは時間だけで手間なしですから、ぜひ試してみてください」
【つくり方】
(1) 大豆は洗ってザルに上げる。 (2) 鍋にAを入れて煮立て、(1)を加えて火を止め、ひと晩(5~6時間)おく。 (3) (2)の鍋を火にかけ、煮立ったら泡をすくい取り、フタをして弱火で30分ゆで、そのまま冷ます。 (4) 保存容器に(3)をゆで汁ごと入れ、冷蔵庫で保存する。 保存期間は冷蔵で冬は2週間、夏は1週間 【POINT】 ・煮立てただし汁に浸すことで、早く戻ります。 ・戻し汁を捨てずにそのまま活用するから、栄養を逃がさず、うま味も抜けません。 ・ゆでるとけっこうな量の泡が出ますが、これはサポニンという成分なので害はありません。ただし、エグミや渋味が出る場合があるので、すくったほうが雑味のない仕上がりに。豆がゆで汁から出ないよう、必要であれば途中で差し水をしてください。 ・ゆで汁に砂糖やみりんを加え、ニンジンやゴボウ、こんにゃくなどと一緒に煮れば、五目豆がつくれます。
【つくり方】
(1) 大根は皮をむいてすりおろし、水気を軽くきる。 (2) 器に(1)を盛ってしょうゆ大豆をのせ、ゆで汁をかける。 メリットいっぱいの「野菜ストック」を1冊にまとめた『藤井 恵の季節を味わう野菜ストック』(扶桑社刊)。春夏秋冬の旬の野菜はもちろん、一年じゅう手に入りやすい野菜や、乾物などのストックレシピ34点と、アレンジレシピ126点を収録しています。
ESSEonline編集部