最も大金を積まれたのは? 23/24冬の移籍金ランキング1~10位。新たな挑戦を求めた男たち
6位:アダム・ウォートン 生年月日:2004年2月6日 移籍先:ブラックバーン→クリスタル・パレス 移籍金:2110万ユーロ(約29億5400万円) 23/24リーグ戦成績:26試合2得点3アシスト(チャンピオンシップ) チャンピオンシップ(イングランド2部)のブラックバーンからプレミアリーグのクリスタル・パレスに加入したU20イングランド代表MFアダム・ウォートンが6位にランクインした。この移籍に投じられた移籍金は2110万ユーロ(約29億5400万円)とされている。 ブラックバーンの下部組織で育ったウォートンは2022年7月にトップチーム昇格を果たし、2023/24シーズンから主力として定着した。優れたパスセンスを持ち、対人能力やボール奪取能力も高い万能型のMFで、中盤の複数ポジションをこなすことのできるユーティリティ性も備えている、イングランドでも有望な若手選手の1人である。 しかし新天地デビュー戦となった3日の第23節ブライトン戦では相手のプレスからボールを奪われ、3失点目を招いてしまった。ウォートンにとってはほろ苦いデビュー戦になったと言えるだろう。クリスタル・パレスは、現在プレミアリーグ14位であり、降格圏との勝ち点差は5ポイントと、シーズン終盤にかけて気の抜けない状況だ。ウォートンはここから立ち直り、チーム浮上のきっかけとなることができるか。
5位:レナン・ロディ 生年月日:1998年4月8日 移籍先:マルセイユ→アル・ヒラル 移籍金:2300万ユーロ(約32億2000万円) 23/24リーグ戦成績:14試合0得点0アシスト(リーグ・アン) ランキングの5位にランクインしたのはレナン・ロディだ。移籍金2300万ユーロ(約32億2000万円)でマルセイユからアル・ヒラルへ移籍した。サウジアラビアのクラブは大金を用いて昨夏に多くの大物選手を獲得したが、今冬にもビッグネームを獲得することとなった。 アトレティコ・マドリード在籍時の活躍で評価を高めたロディであったが、徐々に出場時間を減少させていったこともあり、2022/23シーズンにプレミアリーグのノッティンガム・フォレストへ期限付き移籍する。昨夏にはマルセイユへ移籍金2060万ユーロ(約28億8400万円)で完全移籍し、シーズン前半は左サイドバックとしてコンスタントに出場機会を得ていた。そのような中で、在籍わずか半年でアル・ヒラルへ移籍することとなった。 現在サウジアラビア国内リーグで1位につけているアル・ヒラルにはネイマールやカリドゥ・クリバリらビッグネームも複数名在籍するが、まだ25歳のロディがヨーロッパから離れてプレーする選択をしたのには少々驚きもあった。