名古屋は6大会連続でルヴァン杯の準々決勝へ進出 長谷川監督「今年は準決勝を超えないと」
◇ルヴァン杯プレーオフ第2戦 名古屋1―0柏(2024年6月9日 豊田スタジアム) 名古屋が前半33分のゴールを守り切って2戦合計、2―1として柏を下して6大会連続の準々決勝進出を決めた。 前半33分のゴールは左サイドをMF山中亮輔(31)が突破して中央にクロスを入れる。ゴール前に詰めたFWキャスパー・ユンカー(30)、MF森島司(27)と飛び出した相手GKを超えてボールは右サイドから詰めていたMF中山克広(27)に収まった。「キターッと思った」中山は冷静に右足でゴールを決めて先制する。今季J2清水から移籍した中山にとっては移籍後初ゴールになった。 長谷川健太監督(58)は「サイドからの枚数を増やすっていうのは5月ぐらいからずっと言い続けていた。あそこは一つの狙いだったんで、(中山は)良く入っていた」と褒めた。 前半のシュートはこの1本だけ。後半の攻勢で29分にMF稲垣祥(32)がペナルティーエリアで倒されてPKを得る。しかし、FWユンカーはこのPKを右に蹴って止められて追加点を奪えない。「2点目が入れば…。PKがあったんで、決めてくれればとは思いました」と長谷川監督は苦笑する。それでも堅守の名古屋はその1点を守り切った。「昨年は準決勝で敗れているので、今年はそこを超えないと」と長谷川監督はカップ戦の頂点を見据えていた。