「腸を変える!」と決意して3ヶ月で快便、1年で-16㎏。「虚血性大腸炎」で医師にも見放された私が実践した3つのこと【美腸のプロが語る逆転人生】
アンチエイジングに、ダイエット、免疫力アップ、さらに最近ではメンタル面にも関わりが深いともいわれ、更年期世代のオトナサローネ読者が美容と健康のために注力すべきは腸活!ということで、オトナサローネではその取材に力を入れています。 今回は、テレビや女性誌、書籍出版など、精力的に腸活の普及活動をしている日本美腸協会の主催した「腸の力がアップする美腸食革命」と題したイベントに潜入。エグゼクティブ認定講師の岩﨑恵子さんが登壇し、その半生を語りました。 以前は健康を顧みない生活を送っていた岩﨑さん。病気を患った先に出会った腸活が、彼女を救うことに! 同協会の須本さんによる前回の逆転人生に続き、忙しい日々を送り健康が二の次になりがちなオトナサローネ読者にも、共感すること満載の体験記第2弾です。
朝はカステラと栄養ドリンク。販売ノルマがストレスになり、常に下痢ぎみ
「医療事務の専門学校を卒業したのち、20代前半は医療事務、20代後半からエステサロンに勤務していました。エステサロンでは施術にやりがいを感じていましたが、販売ノルマがあり、大変なストレスがあったのです。また、とにかく忙しかったので、朝ごはんはコーヒーとカステラかエクレアを食べて、合間に栄養ドリンクを飲む生活。ランチは立ち食いが当たり前で、ゆっくり食事を楽しむ余裕なんてありませんでした。 仕事のストレスは蓄積され大きな塊となって心にのしかかり、夜な夜なタバコとお酒で紛らわせるという毎日で……。自律神経失調症や過敏性腸症候群などで常に下痢ぎみだったけれど、何の対処もしませんでした。そんな忙しい日々を経て、ようやく35歳の頃に独立し、自宅で念願のフェイシャルエステサロンを開業したのです」
あと60年もおなかから出血…そう思ったとき「腸を変えたい!」
「ところが39歳の頃に過敏性腸症候群が悪化して、とうとう虚血性大腸炎の診断を受けました。虚血性大腸炎は、大腸の粘膜にある血管に十分な血液が通らなくなることで引き起こされる病気。強い腹痛、下痢、血便が主な症状です。 大腸カメラの検査をした医師からは、『もう仕方がないね』と見放され、愕然としました。今まできちんと薬を飲んで管理してきたのに……。人生100年といわれるこの時代で『「あと60年、おなかから出血しながら生きていくなんて』と思ったとき、『腸を変えたい!』と初めて思いました。それが腸と向き合うきっかけとなったのです」