台北で話題「HOTEL MVSA 慕舍酒店」ミシュランシェフによる絶品朝食に世界の美酒、アートに触れる台湾旅
ボリューム満点の豪華な朝食。活力を注入
このホテルのもう一つの目玉になっているのがミシュランシェフが手がける朝食。台湾でも唯一のサービスと言われ、これをお目当てに訪れる宿泊者も少なくないとか。 メニューはヨーグルトやシリアル、フルーツ、そして、サラミやハム、チーズの盛り合わせ、カラスミをふりかけたオムレツといった卵料理など。メインディッシュには肉料理か魚料理を選びます。 この日の肉料理は台湾産のブランド鶏肉である「桂丁鶏」の胸肉ともも肉を低温調理したもの。黒ニンニクのソースと一緒に味わえば、朝から元気が湧いてきます。魚料理は市場で仕入れた新鮮なアマダイを低温調理した後、表面をパリパリに焼き上げたもの。しっとりとした食感と、あっさりとした味付け。胃にも優しいメニューです。 また、自家製のパンやジャムも豊富。フランスパンやクロワッサンなど数種類ありますが、マストオーダーはキャラメルバタートースト。トーストをミルクとバターに一晩浸け込んだもので、一口食べるとじゅわっと濃厚なバターの風味が広がります。 さらにこの豪華な朝食にはスパークリングワインが付いてきます。朝からとびっきり優雅なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。 なお、朝食は宿泊者以外の方でも利用することが可能。台湾の伝統的な朝ごはんも魅力的ですが、たまには西洋スタイルの贅沢な朝食を試してみるのもいいかもしれません。
台北では珍しいスペインのファインダイニング。
レストランのランチやディナーにはスペインの多元的なフード文化とフレンチの手法を組み合わせた創作料理を楽しめます。 今回撮影したのは春メニュー。前菜の「後院」はスペイン本店の裏庭をイメージしたもので、生カキにパルメザンチーズとミルクを加えたものを小石に、オイスターハーブソースや、米酢とスパイスで漬けこんだキュウリを草木に見立てています。春の息吹が感じられるメニューです。 そして美しい花輪のような「花舞」も同じく本店にある花園からインスピレーションを得たもの。濃厚なココナツアーモンド風味のクリームに、甘酸っぱい青リンゴがのっています。豊かな風味だけでなく、アート作品のような美しさにも目を奪われます。 メインディッシュの「海韻」は台湾の離島、澎湖産のアカハタに昆布を組み合わせた逸品。低温調理されているので、そのふっくらとした食感とジューシーさがたまりません。 ここの料理は全体的にやや酸味を感じる味付けが特色となっており、これまでに味わったことのない新鮮な味覚を楽しめるはずです。 ランチは全8品、ディナーは全13品。。2、3カ月に一度、メニューの一部が更新されます。台北でもスペイン料理のファインダイニングは珍しい存在なので、ぜひ試してみたいところです。