【日本ハム】サングラス装着、万波中正唯一無二の“マングラス弾”「ちょっと狙ってますからね」
<日本生命セ・パ交流戦:ヤクルト6-3日本ハム>◇8日◇神宮 唯一無二の“マングラス弾”が飛び出した。日本ハム万波中正外野手(24)が「日本生命セ・パ交流戦」のヤクルト戦(神宮)の3回に先制7号ソロを放った。 【動画】おしゃれなサングラスを装着した万波中正が先制弾!レフトスタンドにたたき込む この日は人工芝の屋外デーゲーム対策で個性あふれるサングラスを装着。9試合ぶりのアーチも含めて2試合連続の3安打と視界に打撃の悩みもクリアにした。チームは逆転負けで再び2位の座をロッテに明け渡したが、背番号66の急上昇が敗戦の中で光明となった。 ◇ ◇ ◇ 万波は神宮の打席に立っていた。おしゃれなサングラスを装着して。「もちろん、ちょっと狙ってますからね」。SNSでは「万波のサングラス」がトレンド入り。プロ野球では、あまり見かけないタイプの太めのフレーム。ゴーグルタイプも多いが、グラス部分は丸い。派手な配色。カジュアルなアイテムでファンをざわつかせた。 昨年末に手に入れた。「パッと目に付いて」とスポーツ用サングラスの大手、オークリー社製の一品を衝動買い。市販なら約3万円台とみられる。「今のところ(誰とも)被ってはなさそうですね」。狙い通りに球界では唯一無二のファッションだ。 普段はプレー中にサングラスは装着しない。この日は特別。「人工芝の照り返しが結構きつい。やむを得ない場合って感じです」。きっちり結果も残した。初回先頭で左翼フェンス直撃の二塁打。3回は左翼席へ先制7号ソロを放った。「うまく(バットに)引っかかった。思っているより飛んだのは、体の使い方がだいぶ良くなってきてるなっていう証拠にも感じる。かなり良いホームランだった」。8回にも右前打で2試合連続の猛打賞となった。 これで6試合連続安打。6月は7試合出場で30打数12安打、打率4割。「ようやくヒットも続いてきた。四球が選べてないのが気がかりですけど、感覚として明らかに良くなってきたのは今シーズン初めて。今が一番いい」。モヤモヤしていた打撃の状態もクリアになってきた万波の、本領発揮はここからだ。【木下大輔】 ○…金村が1発に泣いた。3回まで4者連続三振を奪うなど完全投球を見せたが、1点リードの4回に内野安打と四球でピンチを招くと、サンタナに痛恨の逆転3ランを浴びた。6回3安打6奪三振で、痛打されたのはこの1発のみだった。先発再転向後初の白星に向けて、「あそこで抑えるか抑えないかの力の違いが出た。この経験を生かして次もいい投球ができれば」と、悔しさを糧にする。 ○…水谷が適時打を含む2安打1打点で、10試合連続安打を記録した。試合前には新庄監督から送球指導を受けるなど、攻守に存在感を増している。交流戦打率トップの5割1分4厘など、“打撃3冠”も狙えるが「そんなにうまいこといかないのが野球だと思うので。1日1日を大事にやっていくだけかなと思います」と謙虚な姿勢を見せた。