マカオ、路線バス車内で拾った多額の現金を着服してカジノなどで使う…地元の60代の男逮捕
マカオ治安警察局は1月2日、マカオの公共路線バス車内でバッグを拾い、これを届け出せずに着服したとして地元の60代の男を逮捕したと発表。 同局によれば、前月(12月)27日夜、地元の女性から公共路線バスを利用し、タイパ島の孫逸仙博士大馬路にあるバス停で降車した後、現金およそ10万パタカ(日本円換算:約196万円)などが入ったバッグを車内におき忘れたことに気づき、バス会社に問い合わせるなどして探してみたが見つからず、何者が拾って持ち去った可能性があるとの通報が寄せられたとのこと。 通報を受けた同局が「天眼」と呼ばれる公共エリアの監視システムなどを活用してバッグを拾った男の割り出しに成功。翌日(28日)午後、被害者女性が降車したバス停と同じエリアないで容疑者の男を発見し、で逮捕したという。 男は同局の調べに対し、路線バス車内でバッグを拾ったことを認めた上、中に入っていた現金はカジノで使ったり、友人に貸したりし、バッグは捨てたなどと供述。その後、男の自宅からこれに絡むとみられる現金1万2000パタカ(約24万円)が発見されたとした。同局では、男を拾得物不当占有罪で検察院送致する方針。 マカオでは拾得物不当占有事案がしばしば発生しており、警察当局が習得した場合は速やかに届け出を行うよう累次の呼びかけを行っている。