素敵な人のお宅訪問!【もともとは1LDKをワンルームの間取りにしている広々とした空間】|CLASSY.
広さが魅力の空間にデザインのヒントとおもてなしの心をちりばめて
◆坂上典子さん(MIESROHEディレクター/デザイナー) 坂上さんの住まいは、本来ならば1LDKのつくりをワンルームの間取りにしている広々とした空間。かつては友人が暮らしていた一室だそうです。「遊びに行くたびに、この広さは羨ましいなと思っていました」と、友人が転居するのを機に引っ越しを即決断。ちょっと珍しいきっかけで入居してから2年近くになるとのこと。 家具を一から揃えるにあたり、思い描いていたインテリアのイメージは木を基調にしたものだそう。「とはいえ、北欧テイストのようなほっこりとした雰囲気は避けたくて」と坂上さんが言うとおり、木の質感がしっかりとあるダイニングテーブルや椅子も、黒いスチール素材の脚を選ぶことで硬派でモダンな印象に仕上げています。 さらにインテリアで心掛けたポイントは、「来てくれた友人たちが寛げるように」。四角いテーブルは座れる人数が限られますが、このダイニングテーブルは天板が卵形かつ脚が中央にあるので、人数に合わせて椅子を増やすことができ、皆で食卓を囲めます。 目に留まるのは、コーナーごとに置かれた花器やアート。デザイナーならではの審美眼で配されたアイテムが空間のアクセントになっています。
デザインに携わる視点と暮らしやすさの合理性が生かされた空間づくり
【Living】 卵形の天板が特徴的なダイニングテーブルは「ACTUS」で購入したもの。それに合わせた椅子はハンス・J.ウェグナーがデザインした「CH88T」。食事や作業はテーブルで、リラックスタイムはソファで過ごすことが多いという坂上さん。
【CUSHIONS】 友人たちが寛げるように、クッションは多めに! ソファに並べたクッションは、友人たちが集まったときに各々が使えるように多めに揃えて。ラグの上にクッションを置けば楽な姿勢で寛げる。
【DRINK WITH FRIENDS】 おつまみを作って、友人をもてなします 友人との家飲みではお酒のアテをよく作るそう。愛用している器は、おつまみにちょうどよいサイズ感の和食器。