[68.5cm 5.4kg]巨大ブラックバス「ドキドキでした」驚愕サイズを釣った誰でもできるテクニック。
近年話題となったテクニックやルアーを達人たちが一挙指南! マスターしきれてなかった人、知ってたけどどうやるのかわからなかった人、そもそも知らなかった人…etc。とりあえず、ココに載ってるテクは覚えておいて損はなし! まんべんなくマスターするもよし、ひとつだけ極めるのもよし! いいテクとの出会いがありますように。 [画像]68.5cm 5.4kg《巨大ブラックバス》の写真
吉川永遠(よしかわ・とわ)
国内最高峰トーナメント・トップ50の最前線で活躍するコンペティターにして、22JB津風呂湖A.O.Y.。弱冠24歳ながら、紀伊半島リザーバー戦では優勝を始め盾の山を築き続ける手練としても名を馳せる。
ミミズ似か否かは関係なし。もはや「バスのエサ」!?
近年注目のスリムかつロングなワームを使い、数々の好戦績を叩き出し続けているのが吉川永遠さん。昨季は公式戦のみならず、プライベートでは池原ダムで68・5cm・5428gの超絶モンスターを捕獲したのもこのモデルだった。 「3lbだったので、ファイトはドキドキでした(笑)」 類稀なるテクニックもさることながら、その思考は実に興味深い。 「バスは『エサとして食べやすい物』を優先するのが基本です。例えば、ワカサギ豊富なフィールドで、遊泳力のあるハスを食べようとするのはリスクが高い。身を潜め、目の前に来るワカサギを食べる方が効率良いわけです」 ワカサギレイクにおけるバスの思考を前提に、話はロングワーム論へと進んで行く。 「なぜスリムが良いのか。ロングワームが太いとボリュームがあって栄養価も高いのは魅力。ですが、水押しも強く、多くのバスの日常に存在しないため、食べるためのリスクは高まります」 例外として、高活性時やファーストインパクト、また大型ミミズを常食とする奈良・七色ダムのようなフィールドも存在。だが、多くは前述の通りだ。 「一方でスリムだと、長いながら栄養価もそれなりにあって、水押しも弱いから臆せずに食べやすい。つまりエサとして認識しやすい。アフタースポーンでバスが動きにくい時期に、付き場から大きく動かないエビ食いバスが増えるのと似た現象ですね」