マンチェスター・ユナイテッドに所属するカゼミーロ [写真]=Getty Images

　マンチェスター・ユナイテッドに所属するモロッコ代表MFソフィアン・アムラバトの兄であり、AEKアテネに所属するノルディン・アムラバトが、ブラジル代表MFカゼミーロのFAカップ決勝における欠場理由を暴露した。4日、イギリス紙『デイリー・メール』が『Z・セレクト』でのコメントを引用して伝えている。 　現在32歳のカゼミーロは、母国ブラジルの名門サンパウロの下部組織出身で、2010年にトップチームへと昇格を果たした。2013年にレアル・マドリード・カスティージャ（Bチーム）に加入し、ポルトへのレンタル移籍を経て2015－2016シーズンに復帰すると、以降はトップチームの主力に定着。クラブのラ・リーガ制覇やチャンピオンズリーグ（CL）3連覇に大きく貢献し、2022年8月にマンチェスター・ユナイテッドへの完全移籍を決断した。 　昨季は中盤の主軸として公式戦51試合出場7ゴール6アシストの成績を残したカゼミーロだったが、今季は負傷の影響もあり出場機会が減少。シーズン終盤はセンターバックとしてプレーしており、一部メディアからは今夏の放出候補の1人として報じられている。 　そんななか、先月25日に行われたFAカップ決勝でメンバー外となったカゼミーロ。欠場の理由は負傷によるものと見られていたが、ノルディンは「カゼミーロはFAカップ決勝で負傷していなかった」と発言し、「先発ではないと知った彼は、『じゃあスタンドに座っていよう』と思ったんだ。彼はプレーできる状態だった」と告白した。 　ノルディンが行った衝撃の暴露を受け『デイリー・メール』は、「カゼミーロの将来、そしてそれが『オールド・トラッフォード』にあるのかどうかをめぐる憶測の火種を増やすだけだろう」と主張。同選手がFAカップ決勝後の祝賀パーティーに出席せず、家族と休暇に飛び立ったことを紹介しながら、サウジアラビア移籍の可能性を指摘している。