「見ていてげんなり」「モラタよりGKのタッチ数が多い」リバプールに敗れたミランを伝説監督が酷評!デル・ピエロは10番を批判「自らボールをもらいに行かないと」
「言い訳はもういい、ラストコールだ」と書かれた横断幕も
国内での快勝は、欧州最高峰の舞台につながらなかった。サポーターは不満を募らせている。 【画像】“世界一美しいフットボーラー”に認定されたクロアチア女子代表FW、マルコビッチの厳選ショットを一挙お届け! ミランは9月17日、チャンピオンズリーグ開幕戦で遠藤航が所属するリバプールにホームで1-3と敗れた。立ち上がりに先制したが、前半のうちに逆転されると、後半にも追加点を献上している。 セリエAで開幕から3試合白星がなく、批判を浴びていたパウロ・フォンセカ監督のチームだが、前節はヴェネツィア相手に4-0と大勝。前半30分までに4得点をあげる猛攻で初勝利を収め、喧騒を鎮めることに成功していた。 しかし、昇格組相手の白星で名門ミランが満足するはずはない。『Gazztta dello Sport』紙によれば、サポーターはリバプール戦に際し、スタジアムに到着したチームバスを「言い訳はもういい、ラストコールだ」と書かれた横断幕で出迎えていた。 にもかかわらず、ミランは24本のシュート(枠内12本)を許しての逆転負け。Gazztta dello Sport紙によると、終盤にはクルヴァ・スッドのウルトラスからブーイングが浴びせられていたという。試合後には主将ダビデ・カラブリアを筆頭に、一部の選手たちが謝罪に向かったそうだ。 厳しい声をあげたのは、サポーターだけではない。 『TUTTOmercatoWEB』によると、元イタリア代表のアレッサンドロ・デル・ピエロは、「今、サポーターがミランに抗議しているのは、弱いからじゃない」と話している。 「この対戦や個々においては、そういうこともあり得る。でも、違う何かを引き出さないと。自分の武器を生かして挑まなければならない。確かに、ラファエウ・レオンにパスが回ったのは20分になってからだ。だが、どこかで自らボールをもらいに行かないと。リーダーにならなければ。監督に何を言われても、変えるため、違いをつくるために、何かしないといけない。もっと勇気が必要だった」 また、元ミラン監督のファビオ・カペッロも、「このミランを見ているとげんなりする。反撃せず、パスを3本も通せない。GKに渡すばかりのサッカーを続け、アルバロ・モラタよりGKのほうがタッチ数は多かった」と酷評した。 「勇気を持たなければ、どうしようもない。それに全員でプレーしているがリーダーがいないのは明白だ。今夜のリーダーは誰だった? (途中出場したタミー・)エイブラハムだ。レオンは最後に唯一良いプレーがあっただけ。相手を苦しめられる選手がいても、その選手にボールを届けない。最初のタッチが20分だ。すべてが、今のミランを信頼できないと感じさせる」 苦しいシーズンスタートになり、プレッシャーが高まるばかりの新体制ミラン。セリエA次節は、王者インテルとのダービーマッチだ。大一番で流れを変えることはできるのか。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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