【特集】息子が突然「起立性調節障害」に…『節約レシピ』で人気インスタグラマーになったシングルマザー 数々の苦難を乗り越えフォロワー30万人超 奮闘する日々に密着
離婚し、シングルマザーとして働きながら子育て 息子の反抗期・不登校、さらに病気発症…「本当に伝わらない・理解できない状態でした」
この日は、高校時代からの友人・裕香さんとランチです。 Q.一人で息子二人を育てるDOKINさんを、どう見ていましたか? (DOKINさんの友人・裕香さん) 「働きながら子ども二人、下の子がまだ小さかったし、小学生だったから、それを見ていたら大変だなって思っていました」
DOKINさんがSNSの世界に飛び込んだ裏には、人生を揺るがす出来事がありました。夫と別居生活が続く中、長男・あいとくんが中学2年のとき、不登校に。朝起きられず、体調が悪かったのですが、このときはまだ原因がわかりませんでした。 (DOKINさん) 「息子は息子で多分、『なんでわかってくれないの?』ってなっていたと思うし、私も私で、何かわからない。反抗期で学校に行きたくないのか、熱もないし、何で行きたくないのかもわからない。本当に伝わらない・理解できない状態でした、お互いに」
出口が見えない親子喧嘩が続く中、病院で思いもよらぬ病名が告げられました。『起立性調節障害』です。思春期にみられる病気で、自律神経系の異常から「朝、起き上がれない」「心拍数が上がりすぎる」などの症状がみられ、重い場合は社会復帰が難しくなることも。
(DOKINさん) 「『こういうときは起こしちゃダメだよ、無理に起こさないようにしてね』という説明を主治医の先生から受けたので、『嘘じゃなかったね、ごめんね』って長男には謝りました。長男も早く治したくて、学校が好きな子だったので、少しでも早く治して学校に行くって本人も頑張っていました。病気を受け入れてからは親子関係も良くなりましたし、『無理しなくていいよ』って…」
(あいとくん) 「『起立性調節障害』というのは、あまり世間に広がっている病気ではなかったから、もちろん最初はツラかったです。でも、母に病名を知ってもらって、そこから厳しくなったとかじゃなくて、しっかり自分を受け止めてくれたので」
一緒に病気と向き合うため、DOKINさんは仕事を辞め、子どもとの時間を優先しました。料理を生かしてSNSの仕事を選んだのも、「いつでも傍にいられること」「自宅で完結できること」が大きな理由でした。
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