国内鉄スクラップ市況、円高進行映し小幅続落
国内の鉄スクラップ市況が26日に小幅続落した。為替のドル安・円高進行が円建て輸出価格を安値に傾かせ、国内価格を下落させた。日本鉄スクラップ総合価格(東名阪3地区電炉メーカーの購入価格平均、H2、産業新聞調べ)は26日にトン当たり5万600円と前日から300円下がり、直近高値の15日からは900円下がった。国内の需給はおおむね低位安定しているものの、中四国や九州など緩んでいる地区もある。「為替や輸出の動向によっては国内価格が5万円を割り込む恐れがある」との声が聞かれ始めた。