45カ月連続で資金流入が継続するも資金流入は国内株式にシフト=DC専用ファンド(2024年8月)
国内株式は8月上旬に7月末比で日経平均株価が20%を超える大きな下落に見舞われた。その後も不安定な値動きが続いているが、国内経済は緩やかなインフレを伴う緩やかな経済成長期にあるといえる。株式市場にとっては経済環境は追い風と言え、株価が急落した場面は「絶好の買い場」ととらえられたようだ。株価の不安定さは9月にも持ち越されているが、今後、DC市場の期待の通り株価が回復に向かうのか注目される。
■トータルリターン1位は前月同様「大塚グループ株式F(確定拠出年金向け)」
個別ファンドの過去1年間のトータルリターンランキングトップは、前月と同様に「大塚グループ株式ファンド(確定拠出年金)」になった。第2位も前月と同じ「DC次世代通信関連 世界株式戦略ファンド」だった。そして、第3位に「スパークス・厳選投資ファンド(確定拠出年金向け)」、第4位に「DIAMジャパン・セレクション<DC年金>」が入るなど、国内株式アクティブファンドがパフォーマンス上位に浮上した。(グラフは、過去3カ月間のDC専用ファンドの資産クラス別資金流出入の状況)
ウエルスアドバイザー