【独自解説】肌の露出・欧米主義に厳しい北朝鮮で今“シースルー素材”が大流行⁉そこには“ファッションアイコン”の存在が…専門家指摘「ファッションリーダーという構図を作るための“サクラ”」
最高指導者・金総書記の娘として、あるときはフランスの高級ブランド『ディオール』のものとみられる約30万円のコートを着用。
また、あるときは、茶色いファーが付いた革のコートにサングラスの“親子ペアルック”姿で空軍を視察。
幼くして、その装いで“風格”を見せる一方、親しみやすいファッションも。2023年4月、視察の時に着ていたのは、両胸のポケットとプリーツが特徴的なデザインのブラウス。米・メディアによると、これはオンラインで販売されている中国製とみられ、値段も約2500円とリーズナブル。 『ハイブランド』から『ファストファッション』まで、様々な装いを見せるジュエ氏。『ラジオ自由アジア』によると、金一族であるジュエ氏は、当局が準備したものではなく自らが自由に選んだ服を着用しているということです。
当局の規制が厳しいだけに、驚きを与えたというジュエ氏の“シースルー・ルック”。北朝鮮に詳しい専門家は、「ジュエ氏のスタイルなどが北朝鮮住民に衝撃を与え、北朝鮮で服装が変化する流れになるかもしれない」としています。公に姿を見せてから、1年半あまり―既に北朝鮮の“ファッションアイコン”になるほど注目を浴びていると言うジュエ氏の影響力と、そのウラに隠された北朝鮮の思惑とは?
Q.これまでの北朝鮮なら、ジュエ氏が着ているからといって子どもたちは着てはいけないですよね? (『朝日新聞』元ソウル支局長・牧野愛博氏) 「これはサクラです。普通の親は、自分の子どもが他の人より目立つことに非常に恐怖感を覚えますから、そういうことはさせません。『ジュエ氏がファッションリーダーだ』という構図を作るために、一部の人間に着せているんでしょう。シースルーは2023年ぐらいから欧米で流行っていますけど、ジュエ氏の母リ・ソルジュ氏が一度ノースリーブの服で出てきたことがあるので、『袖部分がシースルーのファッションぐらいなら良いだろう』ということでジュエ氏が着て、それを皆で広めようとしています」
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