「わざわざ買う必要ある?」 ボールマーカーの種類と“TPO”に応じた上手な使い分けとは?
「押しピン型」と「コイン型」を使い分けると良い
パッティングをする時に、拾い上げたボールがどこに止まっていたのかを示すために「ボールマーカー」と呼ばれるものを使用します。マーカーにはさまざまな種類がありますが、ゴルフ量販店でも販売されている「コイン型」と、ゴルフ場に用意されていて無料で手に入るタイプの2つが主流となっています。 【意外と簡単!】これが“DIY”でグリップ交換するときの基本的な手順です
無料で手に入るのであればそれで良い気もしますが、コイン型のマーカーを購入する必要はあるのでしょうか。レッスンプロの関浩太郎氏は以下のように話します。 「ゴルフ場でもらえるマーカーは『押しピン型』とも呼ばれます。プラスチックでできているのが基本で裏に突起がついており、マークしたい場所に刺して固定するのが特徴です。一方で、コイン型の方はポケットに入れて持ち歩くタイプのほかにも、キャップやサンバイザーのつばに留められるマグネットタイプもあります。重さがあるので、置くだけでマークできます」 基本的には「押しピン型」のマーカーで機能面は十分だといいます。 「『押しピン型』は簡易的な見た目なので『その場しのぎのものでしょ?』と考える人もいるかもしれません。ですが、シンプルで非常に使いやすくできています。ところが、ゴルフを長い期間やってのめり込んでくると、自分だけのオリジナルアイテムがだんだんと欲しくなってきます。クラブやキャディーバッグなどに限らず小物類に関してもこだわりを持つようになってくるでしょう」 マーカーは、それぞれの好みで選べば良いそうです。ですが、コイン型と押しピン型をどっちも持っておくと便利だと話します。 「臨機応変に使い分けられると便利で、コイン型はカップから離れた場所でマークする時に使えば、遠くからでも自分が置いた地点が目立って分かりやすいです。反対に押しピン型はカップ近くの場所でマークしても、同伴者のパッティングラインの邪魔にならずに済みます」 ゴルフ規則ではマーカーの種類や大きさ、形状については全く言及されていないので、専用のマーカーでなくてもボールを拾い上げた地点が把握できて、風などで動かないものであれば何ら問題はありません。