市民目線で新しい神戸像を、ワールドカフェ形式で「300人会議」開催/兵庫
ファッションの街、異国情緒あふれる街、として1868年(明治元年)の開港以来、国内のみならず国際的にも認知されてきた街・神戸。西暦2000年を越えてから、その色はあせてきているようにささやかれてる。そこで、神戸市では、市民目線で神戸の未来を考えていくために、市民参加型のワークショップ「もっとききたい みんなの想い ~神戸の未来のまちづくり300人会議」を、8月24日に開催する。場所は神戸市中央区の「ホテルクラウンパレス神戸」で、午後1時から同4時30分まで。 夜空を彩る花火大会、今年も県内各地で/兵庫
ゲストに「イスズベーカリー」取締役
同市は現在、新神戸から三宮を経て、元町、ハーバーランドを含めた都心部の再整備を計画している。地元団体や経済界代表などで構成する有識者の検討委員会でも討議がなされている最中だが、もっと多くの市民の声も反映させる、というのが趣旨。小学生以上の参加可能とすることで、子育て世代も来場しやすくなっている。 「行政だけで考えると固定観念に縛られる。若い世代に話を聞いて“神戸ブランド”を持っていない方が多いことが分かっている」と担当の神戸市住宅都市局計画課の秋田大介係長。神戸市では、おしゃれな街というイメージさえ、薄れかかっているとみている。今回の参加者が気軽に話し合える「ワールドカフェ」方式で、幅広い考え方が出てくることを期待している。 ゲストとして、パンなどの製造で神戸を代表する「イスズベーカリー」取締役の井筒大輔氏、ラジオDJの大久保かれんさんらも参加。申し込みは神戸市のホームページなどで8月8日まで。問い合わせは神戸市総合コールセンター(078・333・3330)まで。 (谷川しゅんき/関西ライター名鑑)