GORE-TEXのメンテは「洗う」が正解。体験イベント開催中
アークテリクスのポップアップストア「ReBIRD™HOUSE」が2024年9月29日(日) まで期間限定で原宿にオープン。GORE-TEXウェアの正しいメンテナンス方法を体験できる期間限定店舗となっています。 【全画像をみる】GORE-TEXのメンテは「洗う」が正解。体験イベント開催中 メンテナンス方法を学ぶには、「そもそもGORE-TEXって何?」ということからクリアにしていきたいところですが、「ReBIRD™HOUSE」では、そんな高機能素材の代表格とも入れるGORE-TEXの“正体”を知ることもできます。
そもそもGORE-TEXってなに?
アークテリクスが推進するサステナビリティ・プログラム「ReBIRD™」は、「ReCARE™(ケア・リペア)」「ReGEAR™(リユース)」「ReCUT™(アップサイクル)」の3つから構成されるプログラム。 このブログラムは、どれもより地球環境を考慮した製品づくりを目指すためのアクションで、「ReBIRD™HOUSE」では「ReCARE™(ケア・リペア)」に焦点を当て、ユーザーに製品をより長く使い続けてもらうことを目指し、GORE-TEX製品のメンテナンス方法を指南してくれます。 では、そもそもGORE-TEXとはなんなのでしょうか。 GORE-TEXのメンブレンと言われる根幹とも言える素材がこちら。原材料となるのが蛍石と呼ばれる鉱石。 そして肝となるのが透湿性で、「ReBIRD™HOUSE」では、以下のようなキットでそのスペックを分かりやすく紹介しています。 左がビニール、右がGORE-TEXのメンブレンで、それぞれのカップにお湯を注ぐと、GORE-TEXの方はカップが曇り、水分は漏らさずに湿気だけを通しているのが分かります。 そのほかにも、ビニール手袋とGORE-TEXのメンブレンを比較したキットなども実際に体験することができます。
GORE-TEXのメンテナンス方法とは
「ReBIRD™HOUSE」には、アークテリクスの専門スタッフが正しいメンテナンス方法を伝え、持ち込んだ製品を一緒に洗濯を行う「ReCARE™LAUNDRY」が併設されています。 「ReBIRD™HOUSE」できちんとしてメンテナンス方法を学び、自宅でもメンテナンスができるようにレクチャーをしてくれます。 それでは簡単にメンテナンス方法について紹介していきましょう。 1)まずは洗う前に ドローコードはすべて緩めます。絞った状態では洗いムラがあるので、しっかりと生地を伸ばして汚れを落とせるようにします。 フロントのファスナーは上までしっかりと閉じ、ポケットのファスナーはすべて開けましょう。フロントのファスナーはほかの洗濯物と絡んで生地に負担がかからないようにします。一方、ポケットは水が入ってしまうと脱水時に水が残ってしますので、開けておきましょう。ベンチレーションがある場合もフロイントのファスナーと同様に閉じます。 2)洗剤は液体洗剤を使うこと 洗剤は液体の中性洗剤であればOK。家庭用の洗剤は洗浄力が高いので、通常よりも少量で大丈夫ですが、柔軟剤や芳香剤、漂白剤入りのものは避けましょう。大切なのは、しっかりと汚れを落とすことで、洗剤もしっかりとすすぎきることがポイントです。 3)汚れも洗剤もしっかりとすすぎきること すすぎの回数は、洗剤に表示されている表示回数のプラス1回すすぐようにしましょう。2回以上しっかりとすすぐことでGORE-TEXの機能を長持ちすることにつながります。汚れの付着同様に洗剤の残りも機能性を損なう原因となります。 4)脱水は短時間。乾燥は陰干し 乾燥は陰干しでしっかりと乾かすこと。ウエアを洗濯機から取り出すと、多少水分が残っていますが、素材自体が水分を吸収しているわけではないので、ある程度水が切れたら干しましょう。脱水機能を使用しても問題ありません。 5)仕上げは熱処理 乾燥が完了したら、撥水機能を回復させるための熱処理が重要です。低温の乾燥機か、当て布をしてアイロンを当てることで、生地表面の産毛状の撥水基を立ち上がり、撥水効果を復活することができます。