マウンティングされて二流は「ムカつく」、一流は「反省する」、では“超一流”は?
● 「マウント取られた!」と思うか 「教えてくれてありがとう」と思うか また、受付時代に出会った社員の方のお話でも述べたように、マウンティングは受け手の“取り方次第”といえるかもしれません。 知識マウントを取られていると思うか、知識を与えてもらっていると思うか。マウントを取られているとネガティブに捉えるか、それとも、「教えてくれてありがとう」と感謝のマインドで捉えるかで相手に持つ印象は全く変わります。 自分の中で「どういうフィルターを通すか」次第で、マウンティングを発生させてしまう場合があり、反対に発生させないこともできるのです。「ハラスメント」の概念に近いのかもしれません。受け手がハラスメントと感じればハラスメントになりますし、反対に「自分にも悪いところがあったかもしれない」と内省する感情が同居すれば、「これはハラスメントだ!」とは言い切れないのではないでしょうか。 私は、「これはもしやマウント?」と思うことがあった場合、その山には登らずに、相手の自己肯定感を高めるようなコミュニケーションを心がけるようにしています。マウントを取ってくる人は、自尊心や自己肯定感が低いがゆえに、「相手に認めてもらいたい」と自分の優位さをアピールしている可能性があるからです。 さらに経営者となった今、自分自身も気付かないうちにマウンティングすることがないように、日々、自己肯定感を高めよう!と思って過ごしています。 思わぬところで遭遇するのが、マウンティング。もらい事故にならぬよう、日々の鍛錬が重要かもしれません。
橋本真里子