東洋アルミが4月出荷分からアルミ箔、パウダー・ペースト製品全品種値上げ
東洋アルミニウム(代表取締役社長・楠本薫氏)は18日、2024年4月1日出荷分より製品価格を改定すると発表した。対象品目はアルミ箔、アルミパウダー・ペースト製品の全品種で、価格改定の内容は「事業本部ごとに相談」する。 価格改定の理由は、円安による副資材・原燃料費などの高騰、労働力確保および省人化投資への対応、物流費(運送費、保管料)上昇への対応、不採算品の是正、品種統合、主原料の値上げ分の転嫁。 同社ではこれまで、継続してさまざまな合理化、省力化など徹底的なコスト削減活動に努めてきた。ただ、昨今の世界情勢や、物流2024年問題、労働力不足などを含む国内諸問題、また直近の大幅な円安影響により、原材料費はもちろんのこと、光熱費、物流費、各副資材費など製造コストを含む、すべてのコストが上昇している。自助努力の範囲を大きく超えるものとなってきているとした。「将来に向けた『製品安定供給』および『事業継続』実現のため、応分のご負担をお客さまにお願いすることとした。ご理解をいただきたい」(同社)としている。