【漫画】上下関係が厳しい舞妓の世界から一般社会へ つい出た口癖に、衝撃の反応が!【作者インタビュー】
舞妓の世界の厳しい上下関係
かつて京都で舞妓をしていた作者が、花街での上下関係について描いたマンガ「舞妓と上下関係」が、Instagramで8200以上のいいねを集めて話題となっています。 【マンガ本編】上下関係が厳しい舞妓の世界 一般社会でつい出た口癖に、相手はまさかの反応? 舞妓の世界では芸舞妓としてデビューした順に、上下関係が生まれます。華やかな花街の生活のなかで、妹分が気を使うべき場面はたくさんあって……。読者からは、「体育会系な感じなんですね!」「見習いたいです」「強豪校だった部活を思い出しました」などの声があがっています。 このマンガを描いたのは、エッセイストの松原彩さんです。舞妓だった当時のエピソードや日々の出来事をマンガにして、Instagramで発表しています。松原彩さんに、作品についてのお話を聞きました。 ーー昔の口グセに対して、先生から「Mなの?」といわれてから、ご自身の行動を変えたところはありますか? なんでも「やらせて下さい!」といい過ぎるのは良くないかな、と思って少し控えめにしました。そのほかの行動には、基本的に変化はありません。 ーー舞妓時代、妹分として大変だったことは何ですか? 大変だったのは、先輩舞妓さんよりも自分の動きが遅れてしまうことでした。飲み物を用意したり、暖簾をあけたりするときに、自分より素早く動く先輩舞妓さんがいると焦りました(笑)。「姉さんすんません、うちにやらせとくれやす!」といって、やらせてもらうようにしていました。 ーーほかにも舞妓時代のクセで、ついやってしまう行動はありますか? 注意していただいたとき、「すんまへん」のほかに、「(注意していただいて)おおきに」もいうように教わっていたので、いまだに怒られると「すみません、ありがとうございます」といってしまいますね(笑)。 ーー現在の生活で、特に役立っていると思うことはありますか? 基本的な作法やあいさつなど、社会人として最低限必要なことは叩き込まれたので、それらはいまだに役に立っていると思います。 ーーマンガを投稿し続けるために、どんなことを心がけていますか? 「たくさんの方に読んでいただけたらうれしい」とはもちろん思っているのですが、閲覧数を伸ばすために描きたいことがずれてしまわないよう、「いいたいこと、伝えたいことだけ」を描くように心がけています。 ーー作品について、どのような意見が寄せられていますか? 「厳しい世界」「大変そう」というご意見もありましたが、「社会人として大事なことですね」などといった、私の思いと近いご意見もあってうれしかったです。 ーー今回のマンガを描いたきっかけを教えて下さい。 久々に舞妓時代の後輩たちと遊んだとき、私がエレベーターに乗ろうとしたところ、後輩たちがエレベーターのボタンを押す速さを楽しそうに競い合っていました。その姿を見て、「あー、こんなことしていたなあ」と思ったのがきっかけです(笑)
マグミクス編集部