前日練習に臨むイングランドのダン・コール＝国立競技場（撮影・福島範和）

ラグビーの「リポビタンＤチャレンジカップ２０２４」で２２日に日本代表と対戦するイングランド代表が２１日、試合会場の東京・国立競技場で前日練習を行った。公開された冒頭の１５分では雨の中、場所を変えながら円陣を組むこと４度。取材対応した１１２キャップを誇るＰＲダン・コール（３７）は、「イングランドにとって、国立競技場で試合をするのは初めてなので、フィールドの感触をしっかり確かめたかった。あと、主将（ＨＯジェイミー・ジョージ）を中心に、このエリアではどんなプレーをすべきかを話し合った」と明かした。 ２０１９年Ｗ杯日本大会代表でもあるコールは、これが２度目の来日。この遠征ではオンとオフの切り替えも重要視されていて、「東京ではおいしいコーヒーを飲むことができた。家族や友人にもおみやげを買った。自分は何か着る物が欲しかったけど、残念ながら体が大きいんでね（１９０センチ、１２４キロ）」と茶目っ気たっぷりに話した。 日本代表のエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチは、１９年Ｗ杯も含めてイングランド代表監督として指導を受けた。対戦相手をあわてさせるような戦術を仕掛けてくる〝エディー流〟には、「自分もそれはよく知っているが、何か驚くようなことをしてくるにせよしないにせよ、より重要なのは自分たちのやるべきことにフォーカスすること」と話した。スクラムの要となる右ＰＲとしては「フェアでクリーンなコンテストを見せたい」と意気込んだ。