【速報】日経平均株価とTOPIX、そろって終値で史上最高値を更新、TOPIXは34年半ぶり
4日の東京株式市場で、日経平均株価とTOPIX(東証株価指数)は上昇し、そろって終値で史上最高値を更新しました。終値ベースでの史上最高値の更新は日経平均株価が3か月ぶり、TOPIXは34年半ぶりです。 4日の東京株式市場では、自動車や半導体関連株を中心に幅広い銘柄に買いが集まりました。日経平均株価の終値は前日に比べて332円高の4万913円で、3月22日につけた史上最高値の4万888円を上回りました。TOPIXは26.29ポイント高の2898.47で取引を終え、1989年12月18日につけた史上最高値の2884.80を超えました。 日本株は2024年に入り、大きく上昇しています。日経平均株価は2024年1月4日に3万3000円台で取引を始め、3月4日には初めて4万円台をつけました。日経平均株価の上昇に大きく寄与する半導体関連株などが上昇したことが影響しました。しかし、TOPIXは旧東証1部に上場していた約2100の幅広い銘柄で構成されているため、これまで史上最高値の更新ができていませんでした。 そのため、TOPIXの史上最高値の更新について、市場関係者は「幅広い業種の株式を物色する動きが広がっていることを象徴している。今月下旬から始まる上場企業の決算発表で、業績予想の上方修正が相次げば、株価はさらに上昇する余地がある」と指摘しました。