川崎Fは今季最多5発で11位に浮上! エリソン2G2A大爆発、山田新2発で14点目…3戦11失点の新潟は今季初の3連敗
[9.27 J1第32節 川崎F 5-1 新潟 U等々力] J1リーグは27日に第32節を行った。川崎フロンターレとアルビレックス新潟の対戦は、川崎Fが5-1で勝利。FWエリソンの2ゴール2アシストの活躍で今季公式戦最多となる5ゴールを記録した。新潟は直近3試合で11失点となり、今季初の3連敗を喫した。 【写真】Jリーグ歴代最強の助っ人…元浦和エメルソン氏の現在の姿に反響「うおお」「随分…」 川崎FはACLEを戦う過密日程のなか、前節・名古屋グランパス戦は0-2で完敗。降格圏内まで勝ち点5差の15位となった。MF大島僚太の負傷やDFファン・ウェルメスケルケン・際の出場停止といったトラブルで前節から先発を4人変更。4-4-2の布陣を敷き、エリソン、MF脇坂泰斗、MF山本悠樹、DFセサル・アイダルが起用された。 12位・新潟は前節・ヴィッセル神戸戦(●2-3)、前々節・名古屋グランパス(●0-3)ともに3失点で連敗。MF宮本英治が累積警告で出場停止となるなか、前節から先発2人を変える。DFトーマス・デンとMF秋山裕紀がスタメンに復帰した。 互いにボールをつなぐスタイルのなかで、序盤から決定機を作ったのは川崎F。MF河原創がFW長倉幹樹からボールを奪い、左サイドにすばやくスルーパスを出す。反応したFWマルシーニョがPA内に入り込むと、GK小島亨介のファウルを誘発。PKを獲得した。 前半13分、キッカーはエリソンが務めると、渾身の左足シュートを放つ。GK小島に反応されるが、ボールの勢いは落ちずにそのままゴールラインを割り、リーグ戦4試合ぶり5得点目で先制点を奪った。 川崎Fは一気に勢いに乗り、前半18分には追加点。脇坂のパスからエリソンが逸らし、マルシーニョがPA内に入れる。相手選手に当たりながらPA内にこぼれたボールを、走り込んだ脇坂が流し込み、7試合ぶり6点目で2-0と点差を広げた。 時間が経つにつれ、新潟もボールを保持しながら敵陣を目指す。PA付近からゴール枠内を狙うが、ボールにミートせずネットを揺らせない。前半は川崎Fが2-0のリードで折り返した。 ハーフタイムで両者交代はなく、後半開始から拮抗した展開が続く。すると川崎Fがさらにゴールに迫っていく。 後半18分、川崎Fは自陣近くでDF高井幸大がボールを奪い、最前線にパスを出す。スペースに入り込んだ山本がPA手前まで運んでPA右にパス。エリソンが左足シュートをゴールに突き刺し、この試合2点目で3-0とした。 さらに川崎Fは4点目。後半20分、最前線でエリソンがトーマス・デンからボールを奪い、そのままPA内に入れる。待ち構えた山田が右足シュートを放ち、2試合ぶり13点目を決めた。 試合を整えたい新潟は後半21分に3枚替えをするが、川崎Fの勢いは止まらない。後半28分には右CKを脇坂が蹴り、PA内で混戦。エリソンがボレーでボールをバウンドさせると、ゴール前の山田が頭で流し込む。自身2点目となる今季14点目で5-0とした。 川崎Fは後半29分に2枚替え。2ゴール2アシストのエリソン、2ゴールの山田を下げ、MF瀬川祐輔とFW小林悠が出場した。 新潟は後半42分に一矢報いる。途中出場のMF星雄次が浮き球パスに反応し、PA左に進入。折り返したクロスを、同じく途中出場のFW太田修介が右足ダイレクトで押し込み、1点を返した。 それでも開いた点差をさらに縮めることはできず、新潟は1-5で3連敗。川崎Fは完封は果たせなかったが、2試合ぶりの勝利で順位を15位から11位に浮上。10月1日のACLE第2節・光州FC戦に弾みをつけた。