巨大「造り物」鶴来に熱気 ほうらい祭り開幕
白山市鶴来日詰町の金劔宮(きんけんぐう)の秋季祭「ほうらい祭り」は5日、2日間の日程で開幕し、神輿(みこし)と地元青年団が制作した巨大な「造り物」、獅子舞が練り歩いた。鶴来のまちなかには若衆の「ヨーホーライ」の掛け声とおはやしが響き渡り、熱気に包まれた。 今年の造り物は「天狗山の主」「石田三成」「諸葛孔明」「柴田修理進勝家」「朝日の舞」の5体で、各地区の青年団員らが1カ月以上かけて手作りした。獅子舞は黒獅子と菊獅子、赤獅子が登場した。 巡行は正午の花火を合図に金劔宮から始まり、初老会員が担ぐ神輿を先頭に造り物と獅子方が従った。 ほうらい祭りは800年以上の歴史があるとされ、市無形民俗文化財に指定されている。神輿や造り物は5日夜に鶴来本町2丁目のお旅所に到着する。6日は正午にお旅所を出発し、夜に金劔宮に戻る。