大谷翔平は「メディアに映らないところで闘っている」 元大リーガーが指摘...大リーグのシビアな部分
「メジャーの球場に出るのが怖くなった」
西岡氏は大リーグ1年目を次のように振り返った。 「差別とかは感じませんでしたが、激しさはきますよね。アジア人に対しては。(洗礼を)浴びましたね。(ケガのため)2か月くらい飛んで、すぐに復帰してチャンスをもらったが、そのチャンスを生かしきれなかった」 そして、2年目のシーズンに言及。2年目は開幕をマイナーで迎え、シーズンの大半をマイナーで過ごし、大リーグ出場はわずか3試合に留まった。 「2年目はマイナーで1年間いて、途中メジャーに上がったりもしたが、鼻をへし折られているので、メジャーの球場に出るのが怖くなった。向こうはすごくシビアなので、スターティングメンバーの発表で、僕の名前が呼ばれると、成績が出ていなかったら、スタメンの発表でブーイングが起きる」 このような自身の経験を踏まえ、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(30)に言及。「大谷選手もそういうところで、メディアに映らないところで闘っている」と語った。 MCを務めた元巨人投手で野球解説者の槙原寛己氏(61)は、西岡氏の言葉を受け「あれだけなれば、やっかみがすごいよね。1000億円をもらっている。むこうでナンバーワンのサラリーを取っているわけだから。『お前って、文句言ってくるやつはいっぱいいるよね』」とコメントした。 大谷はロサンゼルス・エンゼルスを経て、今シーズンからドジャースでプレー。ナ・リーグ西地区を制し、ポストシーズンを勝ち抜きワールドシリーズ進出を決めた。