注目のブロックチェーンゲームが集結したYGG Japan【TGS2024】
『SNPIT』スマートフォンでカメラNFTを利用
ブース内で興味深かったのがGALLUSYSが開発を手掛ける『SNPIT』。スマートフォンで利用可能なカメラNFTを利用して写真を撮ることで、ユーザーにSNPITトークンを提供するGame-Fiプラットフォームだ。 遊び方は簡単だ。まず、自分の撮った写真をバトルに出品しエントリーすると、他の誰かの写真とランダムでマッチングされてバトルが始まる。それをまた別の人が投票するという仕組みである。投票といっても、2枚並んだ写真の気に入ったほうをタップするだけ。先に10票取ったほうが勝ちで、トークンを獲得することができる。 『SNPIT』がユニークなのは、勝ったほうに投票した人にもトークンが配布されるところ。「撮影する人はよりいい写真を、投票する人はよりいい写真を選ぼうとすることで、どんどん写真のクオリティーがアップしています。高い評価を獲得した写真が撮影された場所が聖地になり、ユーザーが集まるなど予想しなかった動きもある」と語るのはGALLUSYSのCTOである吉田健一氏。プラットフォームもゲームも共に多様化し、注目タイトルが相次いでリリースされている現在、これまで何度か“ブロックゲーム元年”と呼ばれる節目があったが、24年の今こそ、何かが動き始める予感がする。 (文・写真/永浜 敬子) なお、日経クロストレンドでは「東京ゲームショウ2024特設サイト」を公開中です。ぜひ、ご覧ください。 ・日経クロストレンド「東京ゲームショウ2024特設サイト」 https://xtrend.nikkei.com/sp/tgs/
永浜 敬子