トイレの水もなく…「衛生用品」被災地へ 簡易トイレ、消毒液、体拭きシート 現在も2万2000人避難
能登半島地震です。長野県内でも支援の輪が広がっていて、駒ヶ根市は12日、簡易トイレのセットや消毒液など衛生用品を送りました。 トラックに積み込んでいるのは、簡易トイレ2000セット、20リットルの消毒液100缶、体を拭くシートなど大量の衛生用品です。駒ヶ根市や市の商工会議所、市内の業者が協力して被災地に送りました。 能登半島地震の被害は12日までに死者215人、安否不明者28人にのぼっています。 現在も2万2000人が避難生活を余儀なくされ、断水でトイレの水を確保するのも厳しい状況となっています。 避難所からホテルや旅館などへのいわゆる「二次避難所」も検討されていますが、被災者の中には地域のコミュニティーが分断されてしまうと、出ていく判断ができない人も多いということです。 駒ヶ根市などは被災地から避難所などで使う衛生用品が足りないとの声を受け、今回、支援を決めました。 駒ヶ根商工会議所・福沢秀宏会頭: 「(被災地は)電気はだいぶ通りつつあるようだが、水道が止まっているのでノロウイルスとか病気のまん延を心配している状況」 物資は金沢市の拠点に送り、その後各避難所に届けられるということです。
長野放送