ユヴェントスのベンチを温める“ミスター5000万ユーロ”はようやく本領発揮へ?モッタ監督「練習で完璧な姿勢。主役となる道を進んでいる」 | セリエA
【欧州・海外サッカー ニュース】ユヴェントスのチアゴ・モッタ監督が日本時間10月20日3:45に予定されているセリエA第8節ユヴェントス対ラツィオ戦の前日会見に出席し、意気込みなどを語った。 【動画】ユヴェントス×カリアリ
セリエA7試合を終えて3勝4分無敗で3位につけるユヴェントス。チアゴ・モッタのチームは日本時間20日、勝ち点「13」で並ぶ4位ラツィオとの上位対決へ挑む。ユーヴェ指揮官は、記者会見に出席すると、マルコ・バローニ新監督の下で好成績を収めるラツィオへ警戒を強めた。 「ラツィオは素晴らしいチームであり、シーズン序盤の成績には驚いていない。ラツィオには、好調の選手たちがいて、監督はかなりのベテランだ。バローニのことは深く尊敬している。素晴らしい挑戦相手だが、われわれはあらゆる準備ができている。ラツィオ戦では、結果よりもパフォーマンスを求めたい。だからと言って、見た目にこだわりがあるわけではなく、良いプレーをするチームの方が勝てる確率が高まるからだ」 「私が言う“良いプレー”とは、さまざまなことを意味する。良い守備をし、プレスをかけ、連携を保ちながら再結束すること。それからボールを保持し、正しくコントロールして前進し、スペースを攻撃することなどね。この全てを実行することで、相手に勝てる可能性が高くなる」 続いてユーヴェの若手指揮官は、今夏、アストンヴィラから移籍金約5000万ユーロ(約81億円)で加入したものの、リーグ戦の先発出場がわずか1試合にとどまっているブラジル人MFドウグラス・ルイスに言及した。高額な補強であったにもかかわらず、ベンチを温め続けるその姿は、現地メディアで「ミスター5000万ユーロ」と揶揄されてきた。だがモッタは今後の活躍に太鼓判を押した。 「中断期間中、彼とはほとんど話をしなかった。だが練習において、完璧な姿勢が見られた。本当に調子が良い。彼のような選手にとって、ある種の困難の時は、反応を確認するために必要だ。私は、その反応を確認したので安心している。彼は主役となるための正しい道を進んでいる」 さらにモッタは、リリアン・テュラム氏の息子で今夏にユーヴェへ加入したMFケフラン・テュラムについても説明した。 「セリエAへの適応は難しいかって? セリエAは非常に戦術的だ。ケフランの状態は非常に良い。常に成長を求めている若者で、大きな目標を持っている。私もよく知っている父リリアンのような人物の指導を受けてきた。出場しない時は満足していないが、その事実を受け入れ、トレーニングにおいて、成長への意欲を常に示している。私は彼に満足しているよ」 試合情報 ユヴェントス vs ラツィオ 試合時間:2024年10月20日(日)日本時間3:45 会場:アリアンツスタジアム
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