「第7波は重症化かなり抑えられている」小池都知事会見8月19日(全文2完)
あまりエッセンシャル部分まで削るのはどうか
医療従事者の皆さんは本当にこの間もずっと頑張り続けていただいておりますし、また、かかりつけ医など、先生お1人でやっておられるクリニックなどは、電子カルテとHER-SYSとが連動してないもので、それで、夜中の作業で苦労があるというのでHER-SYSの簡易化ができないかみたいな話になってるんですが、ただ、あんまり簡易的にしますと、これまた、ワクチンの接種を受けたか受けないかとか、もう必要な、エッセンシャルな項目も取ってしまうと、東京においては現場でこのHER-SYSでの登録っていうのがかなり有効に進んでおりますので、急にまたここで減らしてしまうということが、東京にとってはあまり、なんでしょうかね、いろんな考え方があるとは思いますけれども、その辺りは、あまりエッセンシャル部分まで削ってしまうと、いかがなものかなというふうに思います。 よく現場の声を聞きながら、というのもHER-SYS、最初は300項目あったっていうんですから。ただ研究者と臨床者との間で何が一番ベストなのかっていうのは、これは国のシステムですから、そちらはしっかりと国で決めていただきたいし、そのために現場として声を、先日も岸田総理のところにもお持ちしたということです。はい。じゃあ一番後ろの。
22日以降の延長はしないのか
NHK:NHKの中村と申します。【****00:34:47】確認なんですけども、21日まで取られている期間っていうのは、22日以降の延長はしないということでよろしいんでしょうかというのが1点と、コロナの陽性者の全数把握について、国は見直しの検討を始めることにしておりますが、これについて東京都として、政府のその検討に当たって求めたいこと、【******00:35:17】ことで【****00:35:19】検討してほしいかお聞かせください。 小池:最初のご質問は先ほどもいただいたかと思います。21日まで、自分と、そして周りの方々を守るための感染防止対策の徹底ということですけれども、基本的には、状況はこれからも、少しお盆の最中と、今、これから、特に様子を見ていかなければならないので、そういう意味では、基本は同じですが、むしろ徹底してくださいという期間になろかと思います。よって、こちらにありますように感染防止対策をあらためて実行しようという、そういう期間だとお伝えいただければというふうに思います。 それから全数については、先ほどの例も申し上げましたように、数字はずっとモニタリングすることによって、そこからさまざま読み取れる動きがある、声がある。それのためには、これまで努力してやってきたことについては、関連して、現場の皆さんにも感謝したいというふうに思います。先ほどもありましたように、感染症というオールジャパンとしての話と、それから現場で、保健所単位でやってる場合と、で、検査をする会社がたまたま都内にあることから都の数字にカウントされてしまうと都の傾向がどうなるのかっていうところが見えなくなるわけですよね。そういったところは物理的に、また医学的に、どこまで可能なのか分かりませんけれども、そういったこともしっかりと見直す形が必要かと思います。 ただ、全体が見えなくなってしまうのは、行政としても動きが分からないと、そのあとの対応策をどうしようとか、そういったことがかえって分からなくなって、かえって現場が混乱するかというふうに思います。幾つもの課題がありますので、整理をした上でお決めいただきたいというふうに思っております。じゃあ最後でお願いします。