【タイ】同性婚が法制化、アジアで3例目
タイで同性カップルに男女の夫婦と同等の権利を認める民商法の改正案が、ワチラロンコン国王の承認を得て法制化され、官報で24日、告示された。120日後の2025年1月22日に施行される。同性婚の法制化は、アジアでは台湾、ネパールに続いて3例目。東南アジアでは初めて。 同性婚の法制化では、民商法の関連条項の「男性」「女性」、および「夫」「妻」を中立的な用語に置き換え、同性婚を可能にしたほか、同性のカップルにも養子縁組、遺産相続の権利を認める内容となっている。 同性婚の法制化について、「LGBTQ+(性的少数者)」の権利擁護を訴える団体「バンコク・プライド」の創設者のワートダオ・アンネ・チュマポーン氏は24日、「法制化はタイにおける平等な権利に向けた記念碑的な1歩だ」と述べ、歓迎する意向を表明するとともに、25年1月25日に1,000組以上の同性カップルによる合同結婚式を行う計画を明らかにした。