北海道・エスコンフィールドへ極上旅行 「大谷＆ダルビッシュ」特別ルームで野球観戦も
連載《とっておきの旅》
部屋のバルコニーの椅子に座って気持ちのいい夜風に吹かれながら、グラウンドを見下ろすと、青々とした天然芝が目の前に広がる。ほんのりと漂ってくる芝の香りが静寂のボールパークにいることを感じさせてくれる。プロ野球、北海道日本ハムファイターズの本拠地、北海道北広島市の「エスコンフィールドHOKKAIDO」内にある「tower eleven hotel（タワー・イレブン・ホテル）」の一室、「DARVISH & OHTANI suite（スイート）」で味わう極上のひとときだ。 【写真10枚】「大谷＆ダルビッシュ」特別ルームから貸し切りヴィラまで一挙紹介！
■大谷翔平、ダルビッシュ有の伝説受け継ぐ「11」 tower eleven hotel
「エスコンフィールドHOKKAIDO」はJR北広島駅からシャトルバス、もしくは徒歩20分ほどでたどり着く。約32ヘクタールの広さを持つ、「北海道ボールパークFビレッジ」の中核をなすスタジアムは開閉式屋根と天然芝を両立させた日本初の球場だ。センター後方のガラス壁が美しく、明るく開放感のあるコンコースを歩き回るだけでも楽しい。そんな球場のレフト後方にそびえ立つ建物「タワー・イレブン」の4・5階が日本初の球場内ホテル「タワー・イレブン・ホテル」となっている。 「11」は日本ハムの中心選手としてチームを引っ張り、現在は米大リーグで活躍するダルビッシュ有投手（サンディエゴ・パドレス）と大谷翔平選手（ロサンゼルス・ドジャース）がかつて日本ハム時代に担っていた背番号。施設名は球団のレジェンド2人に敬意を表して命名した。1階部分には2人を描いた壁画があって、来場者にとって格好の撮影スポットになっている。 ホテルに一歩足を踏み入れると、いくつかの野球にまつわるアイテムが目に入ってくる。2016年に日本シリーズを制した際の優勝祝賀会の樽開きで使用した大谷選手のサイン入りバットと、ダルビッシュ投手がテキサス・レンジャーズ時代に使っていたというグローブ。日本ハム選手たちのサインボールなども飾られ、自然とテンションも上がってくる。ホテル内の廊下はバッターボックスを模した形、野球好きにはたまらないつくりといえる。 客室は計12室で、それぞれ、野球や球場にちなんだユニークなデザインコンセプトが設定されている。中でもダルビッシュ投手と大谷選手の壁画と日本ハム時代のユニホームが飾られた「Darvish ＆ Ohtani スイート」は角部屋で窓が多くて開放感があり、目の前に広がる天然芝のグラウンドに目を奪われる。ちょうど開閉式の球場の屋根が開いていた。バルコニーに出ると心地よい風が吹いてくる。
