【週末天気】週明けは関東甲信で警報級大雪のおそれ 大阪でも雪の可能性 「南岸低気圧」の動きにご注意を
週末は昼になっても寒い・・・ 雪か雨か?カギを握るのは「南岸低気圧」
今週の中頃からは上空の寒気が流れ込み、各地でこの時期らしい寒さが戻ってきました。その寒気の影響が残る中、週末と週明けにかけては本州の南海上には低気圧(いわゆる「南岸低気圧」)が接近・通過するため、場所によっては雪に注意が必要となります。
週末は、山沿いや内陸部を中心に、雪に注意が必要です。 あさって4日(日)の午前中は、近畿地方の平地でも広い範囲で雪またはみぞれとなる見込みで、大阪でも朝のうちは雪となる可能性があります。この日の最高気温は10度と予想されていますが、これは雨や雪が止んでからの話。気温は朝からずっと低いまま、横ばいで推移する可能性もあります。 ただ、雪にならない可能性もあって、そのカギを握っているのが「南岸低気圧」です。現在の予測では「南岸低気圧」が日本列島から少し離れた位置を通過するとみられていますが、これが列島に近づく形で通過した場合は、低気圧自体が暖かい空気を含んでいるため、雪ではなく雨が降り、気温もそこまで下がらないとみられます。 4日(日)の午後には雪雲・雨雲は東へ抜けて、近畿地方では天気はゆっくり回復へ向かうでしょう。 なお、関東では4日(日)は沿岸部を中心に冷たい雨が降りますが、週明けは雪の降る範囲が広がる見込みです。
週明け 関東甲信で警報級大雪のおそれ
5日(月)から6日(火)にかけては、週末に来たものとは別の南岸低気圧が接近・通過する見込みです。 西日本の平地で降るものは雨が主体ですが、寒気の影響がより残る東日本では平地でも降るものは雪となり、関東甲信地方では大雪となるおそれがあります。 関東甲信地方では大雪警報を出す可能性があるとして、気象庁ではすでに注意を呼びかけています。なお都心では、雪の降る可能性はあるものの、今のところ雪の積もる可能性は低くなっています。 ただ、週明けについても「南岸低気圧」の位置が少しずれるだけで予報は大きく変わります。最新の気象情報・交通情報に注意が必要です。
近畿の週明け 相当冷たい雨に
週明け5日(月)は、近畿地方では山沿いを中心に雪が混じる程度で、降るものは基本的には雨となるでしょう。ただし、相当な冷たい雨となる見込みで、5日(月)は大阪でも最高気温が7度までしか上がらず、平年を下回る厳しい寒さとなりそうです。 (ABCウェザーセンター気象予報士 佐藤悠)