ドラッグストアから化粧品を盗んだとして、自衛官が停職の処分を受けました。 10月24日付けで停職15日の懲戒処分を受けたのは、陸上自衛隊西部方面後方支援隊の20代の女性1等陸士です。 【写真を見る】「お金を使いたくなかった」化粧品864円相当を万引きした20代自衛官を停職処分　熊本 健軍駐屯地によりますと、1等陸士は2021年12月5日、熊本市内のドラッグストアで化粧品2点、合わせて864円相当を盗みました。 ドラッグストアから警察に通報があり、その後、警察から連絡を受けたことで陸上自衛隊が事態を把握しました。1等陸士はこの日、非番だったということです。 1等陸士は窃盗容疑で警察の調べを受けていましたが、店に弁済していて、すでに不起訴処分になっています。 1等陸士は「お金をあまり使いたくなかった」と話しているということです。 約3年前の問題の処分が今になったことについて健軍駐屯地は「厳正なる調査が必要で時間がかかった」と釈明しています。 西部方面輸送隊長の中村晋士・一等陸佐は「国民の安全と平和を守るべき自衛官が、こうした事案を起こしたことは大変遺憾。今後、二度とこのような事案が起こらないように指導していく」とコメントしました。