私立中男子が寮で大けが…「加害生徒の処分を」被害生徒の父が会見、いじめ重大事態に認定した学校へ調査と適切な対応求める
鹿児島県内の私立中学校に通う1年生の男子生徒が右手にまひが残る大けがを負い、学校がいじめ防止対策推進法に基づく重大事態に認定した問題で、40代の父親が21日、鹿児島市の県庁で会見を開いた。「学校は、加害生徒への処分を検討してほしい」と訴えた。 私立中男子が寮で大けが 入浴中、同級生に足を引っ張られ転倒 学校はいじめ重大事態に認定、第三者委で調査へ 鹿児島県内
男子生徒は6月下旬、寮の共同浴場で同学年の男子生徒に両足首を引っ張り上げられ、浴槽の底に後頭部と首を強打した。7月上旬、別の男子生徒に拳で肩をたたかれて痛みが強まり、病院を受診。頸髄不全損傷(全治約1カ月)と診断された。現在もまひが残り、通院と投薬を続けている。 学校は当初、被害生徒との関係に問題が確認できなかったことから、危険行為として2人を指導していた。9月末、いじめ認定を求める申立書が被害生徒の保護者から出され再協議。10月に重大事態に認定。今後、第三者委員会を設置し、調査を進める予定。父親は「大けがなのに相応の処分がないのは納得できない。しっかりと調査して、適切に対応してほしい」と求めた。
南日本新聞 | 鹿児島
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