『スペースコブラ』の主題歌をカバーした葉月みなみ、苦節10年の下積み時代や展望を聞いた
女優業、フランスでのステージ……挑戦は限りなく続く
2024年11月24日にスタートする連続テレビドラマ『寺西一浩ミステリー~SPELL~緑の猿の逆襲』(寺西一浩監督、BSフジ)では女優にも挑戦した。シンガーソングライターで俳優の寺西優真が演じる霊能者の主人公の友人でテレビ局員という役どころ。 「寺西監督に声をかけていただき、自分の表現の幅を広げたいという思いでチャレンジしました。役柄のキャラクターや登場シーンを自分なりに想像しながらセリフを頭に入れるのが大変でしたが、監督には『そのままの葉月さんでいいから』とアドバイスいただき、自然体で演じることができました。 また、オープニング曲に私の『永遠に、二十歳さ』を抜擢していただき、本当に夢のようです」 本業の歌手としては、今回の「コブラ」で海外をより強く意識して新たなファンを掘り起こしたいという。 特に、アニメ人気が高く『スペースコブラ』のファンも多いフランスに向けてアピールするために、来年(2025年)は、毎年フランスで開催されている日本文化の祭典「ジャパンエキスポ」への参加に意欲を燃やしている。 「申請が認められれば行けるんですが、これまではグループでの参加が多く、個人での参加は狭き門なんです。でも実現したら、フランスの人たちに『コブラ』の歌と葉月みなみを認知してもらえるように、しっかり目立ってきたいです」 このインタビューから実年齢を公開することにしたという葉月さんは、現在45歳。溌剌とした歌声や透明感のある肌は、実年齢よりはるかに若く見える。これからもその若さを武器に新たな挑戦が続いていくことだろう。 取材・文/伊藤淳子