本町の居酒屋「すみか」で子ども食堂 FC店でできなかった念願かなえる
船橋駅南口繁華街に店を構える「焼き鳥・肉刺しすみか船橋店」(船橋市本町4、TEL 047-406-5330)で11月18日、子ども食堂が開催される。(船橋経済新聞) 【写真】船橋駅からすぐ近くの繁華街の中に子ども食堂 同店は、船橋市や市川市を中心に千葉県内に「牛角」「かまどか」などの飲食店フランチャイズチェーン店を複数運営するテレマティックシステムズの独自ブランドの飲食店。 社長の尾島康仁さんは自身が子育て中であることもあり、数年前から子ども食堂開催を計画してきたが、フランチャイズチェーンの店では契約などにさまざまな制約があり実現できなかったという。「すみか」ブランドで経営を始めたことで場が整い、尾島さんの申し出に共感した店長・廣田健さんが合流したことでスタッフもそろい、念願かなって開催に至った。 7月22日に初回を開催。子どもたち含め、その親など合わせて約60人が参加した。基本は給料日前後の月曜日に開催するが、振替休日の場合は翌火曜日に開催する。2回目となった8月20日にも60人以上が参加。9月、10月には90人が参加するほどの規模にまで成長した。 メニューは、親子丼やカレー、ミートスパゲティなど子どもたちが好きなメニューが中心。サラダやスープなどを添えることも。普段はチェーンの居酒屋を切り盛りしている店長や料理長らがフル稼働して、100人近い食事を提供している。 通常4人席のベンチシートでも、子どもたちは6~7人が詰めて座る。学校以外の場所、特に大人の社交場「居酒屋」での食事に子どもたちは大いにはしゃぎ、店内は毎回にぎわう。 廣田さんは「子どもたちが毎回たくさん食べてくれるのでうれしい。自分たちも楽しんで開催している。店内掲示を見たボランティアも増えている。最近は子ども食堂に参加してくれたお父さんが仕事帰りに立ち寄ってくれたりするようになってきた」とやりがいを話す。 開催時間は16時~19時。料金は、高校生以上の大人300円、中学生以下は無料。お代わり無料。予約不要。12月は24日に開催する。
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