米子松蔭が初の決勝へ 高校野球秋季中国大会 矢上を破る
高校野球の秋季中国大会は3日、島根県立浜山公園野球場で準決勝があり、米子松蔭(鳥取2位)が矢上(島根3位)を2―0で降し、初の決勝進出を決めた。 米子松蔭は4日の決勝で、広島商(広島1位)―岡山学芸館(岡山1位)の勝者と対戦する。 秋季大会の結果は、来春の選抜大会の出場校を選考する際の資料となる。中国地区の一般選考枠は2。【深野麟之介】 ◇米子松蔭・新里希夢(のあ)投手 <完封を振り返って> 1アウトを確実に取って、一球一球を大事に積み重ねていった結果です。 真っすぐで内角を思い切って攻めていけたのが良かった。守備はしっかり(打球を)取ってくれるので、信じて打たせて取る投球ができました。 <身長157センチと小柄> そこを逆に生かしたいです。身長が180センチあるような投手は上から角度をつけて投げますが、自分は角度がない分、バッターから少し(球筋が)違って見えるのかなと思います。 <試合終了の時は落ち着いた表情に見えた> うれしいですが、自分たちは中国大会優勝、そして明治神宮大会で勝って秋の日本一を目指している。その過程の1勝だと思っています。