大河ドラマ「光る君へ」第40話。大江匡衡（谷口賢志）（C）NHK

　女優の吉高由里子（36）が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」（日曜後8・00）は今月20日、第40話が放送された。話題のシーンを振り返る。 【写真】一条天皇（塩野瑛久）は自身の占いを耳にしてしまい… 　＜※以下、ネタバレ有＞ 　「ふたりっ子」「セカンドバージン」「大恋愛～僕を忘れる君と」などの名作を生み続ける“ラブストーリーの名手”大石氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ63作目。千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を紡いだ女流作家・紫式部の波乱の生涯を描く。大石氏は2006年「功名が辻」以来2回目の大河脚本。吉高は08年「篤姫」以来2回目の大河出演、初主演となる。 　第40話は「君を置きて」。まひろ（吉高由里子）の書く“光る君の物語”が相変わらず宮中の話題になる中、一条天皇（塩野瑛久）が体調を崩し、不穏な空気が漂い始める。占いによる不吉な予兆が藤原道長（柄本佑）に報告され、次期皇位をめぐる公卿たちの動きが加速。中宮・藤原彰子（見上愛）が一条天皇の容態を心配し、まひろが付き添っていると、現れた道長に対して彰子が感情をあらわにし…という展開。 　寛弘8年（1011年）。占いには「崩御の卦」。大江匡衡（谷口賢志）と道長の会話を聞いてしまった一条天皇は、譲位を決意した。 　占いをした大江匡衡（おおえのまさひら）は学者。夫婦の会話は描かれていないが、赤染衛門（凰稀かなめ）の夫。和漢の才に優れ、第34話「目覚め」（9月8日）で和歌や漢詩を競い合う「曲水の宴」に参加した。22年の大河「鎌倉殿の13人」に登場した“恐怖のナンバー2”大江広元（栗原英雄）の祖先とされる。 　SNS上には「『鎌倉殿』の大江殿のご先祖なのか」「正攻法で表から帝を説得する光のブレーン行成くんと、裏からさりげなく帝に重大事を聞かせて致命傷を与える闇のブレーン大江匡衡氏の揃い踏みが見事。対比も素晴らしい」「大江匡衡と赤染衛門は夫婦なのか」「次は赤染衛門とのやり取りを見たい気持ち」「曲水の宴の時、“この2人が夫婦ですよ”的な感じはあったかと思うのですが、この夫婦の会話、日常とかも見たかったですね」などの声も上がった。 　次回は第41話「揺らぎ」（10月27日）が放送される。