【高校サッカー】「PKの呪縛」…静岡県勢は5年連続でPK負け 静岡学園も解けず8強止まり
<全国高校サッカー選手権:東福岡0(5PK4)0静岡学園>◇4日◇準々決勝◇U等々力 【一覧】高校サッカー・組み合わせ/4強チーム比較表 静岡学園は5年ぶりの全国制覇を逃し、静岡県勢は5年連続で「PK負け」となった。 試合は終始ボールを握りながらも、相手の粘り強い守備に苦戦した。後半は初戦から3試合連続ゴールを挙げたMF篠塚怜音(れお、2年)が出場。静岡県大会得点王のFW乾皓洋(3年)も入り、さらに攻勢に出た。だが、今大会無失点を続けていた相手のゴールが最後まで遠かった。 PK戦ではJ1川崎フロンターレ内定のDF野田裕人主将(3年)が4人目のキッカーで失敗。エース乾も枠を外して敗れた。試合後、野田は「自分が外して負けてしまったので、みんなに申し訳ない気持ち」と肩を落とした。 今大会は初戦から3試合連続で「2-0」の完封勝利。この日も含めて4戦無失点と強さを見せつけながらもベスト8で姿を消した。川口修監督(51)は「外、外の攻撃になってしまったことが悔やまれる。相手のブロックが堅かった。そこを崩す強度とアイデアが足りなかった」と唇をかんだ。