ターゲット、LGBTQ関連商品を一部店舗で販売見送りへ-反発受け
(ブルームバーグ): ディスカウントストアを展開する米ターゲットは、LGBTQなど性的少数者の権利を啓発する6月の「プライド月間」に関連商品を一部店舗で販売しない。昨年は関連商品の販売を巡って一部顧客の反発を招き、売り上げが落ち込んでいた。
ターゲットはオンライン店舗では全ての関連商品を提供する計画だが、実店舗については店舗レベルのデータを考慮してどこで取り扱うかを決める。関係者が部外秘情報だとして匿名を条件に明らかにした。
関係者によると、ターゲットは米国内の約2000店舗のうち、約半数の店舗に関連商品を置くことになる可能性が高い。同社はここ数年、全店舗でプライド関連商品を販売していた。
同社広報担当者は、選定した実店舗とオンライン店舗でプライド商品のコレクションを提供する予定だと述べ、商品は顧客の受け止めや消費者調査に基づいて厳選されていると説明した。
同社は昨年、トランスジェンダー向けの水着を含むプライド関連商品を巡り顧客から脅迫を受け、一部商品を店頭から撤去していた。
原題:Target to Cut Pride Products From Some Stores After Backlash(抜粋)
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Jaewon Kang