10人の「無くてもいい」と言われがちだけど「私は」愛用しているキッチングッズ
電気ケトル(40代/主婦・台所図鑑運営者)
小鍋や電子レンジがあればお湯を沸かせることから「いらない」と言われがちな電気ケトル。故障がきっかけで「無くても困らない」に気づいたかたもいるようです。 【愛用している理由】 築古賃貸にもマッチするレトロなビジュアルで、置いているだけでかわいいからです。夏場は使用頻度が低くなりますが、このケトルの役割は「お湯を沸かす」だけじゃないと思っているので問題なし。面倒と言われがちなクエン酸を使ったお手入れも苦になりません。
おにぎりメーカー(50代/主婦)
用途が限られるキッチングッズは「いらない」と言われがち。今回のアンケートでもさまざまな便利グッズが集まりました。記事の趣旨とは少しズレますが、印象的だったこちらのエピソードを紹介しましょう。 【愛用している理由】 不器用で俵型のおにぎりすらうまく握れないからです。子どもたちが小さかったころは、毎日のお弁当で活躍していました。主人から「胃に入れば一緒。ご飯を詰めるだけで十分だ」と言われたこともあるのですが、私はどうしてもおにぎりをお弁当に入れてあげたかった。子どもたちが独立してお弁当をつくる機会もなくなりましたが、私の朝食時の相棒として引き続き愛用しています。
せいろ蒸し器(50代/パートタイマー)
電子レンジがあることから「いらない」と言われがちな蒸し器。フライパンや炊飯器でも代用できるため、新しく買い足すかたは少ないようです。 【愛用している理由】 食品本来の味を楽しむためです。電子レンジよりは時間がかかりますが、うま味を閉じ込めながらふわっと仕上がり、香りや風味、食感までもが引き立つように感じます。水の量さえ間違わなければ「ほったらかし調理」ができますし、ほっこりするような佇まいも含めてお気に入りです。 SNSや雑誌などで「無くても問題ないものは手放そう」という話題を目にする機会が増えたように感じます。ものを減らしてスッキリ過ごすのは素敵なこと。でも「うちはうち、よそはよそ」とも思うのです。ものが多くても少なくても、なにを選んでも選ばなくても。大切なのは、自分のライフスタイルに合ったものを選ぶことなんですから。 ※当記事は複数のアンケートをもとに台所図鑑がまとめた記事コンテンツです
台所図鑑(ウェブマガジン)